イチローVSローズ論争に終止符?ボンズ打撃コーチが一案を提示

[ 2016年6月16日 09:54 ]

マーリンズのバリー・ボンズ打撃コーチ (AP)

 マーリンズのイチロー外野手(42)は15日(日本時間16日)のパドレス戦で2安打をマーク。日米通算4257安打として、ついに、ピート・ローズ氏(75)の持つメジャー歴代最多安打記録を追い抜いた。

 日米通算の記録をどう評価するかは、米国内で意見が分かれるところ。ローズ氏本人は「高校時代の安打までカウントしている」とイチローが日本で放った1278安打を認めようとせず、米国の一部のファンも「ローズのマイナー時代の安打を足したらどうなる?」とヒットキングに同調している。

 イチロー、ローズ、どちらのものが本当の歴代最多安打記録かという論争は、しばらく続きそうな気配だが、今季からイチローのバッティングを間近で見ているマーリンズのバリー・ボンズ打撃コーチ(51)は、この論争の収束へ向けて一案を提示している。

 同コーチはUSAトゥデイ(電子版)が15日に掲載したインタビュー記事の中で、「イチローはキャリアを通してメジャーでプレーしていたら、ローズ氏の記録を抜いていたかどうかを議論される興味深い立場にいる選手」という考えを示し、両者間でこの件について話し合わせる場を設けてはどうかと提案した。

 「自分は是非とも見てみたいね。2人が膝を突き合わせるところを。ローズ氏もそれを望んでいるのではないかな」とボンズ打撃コーチ。「やってみてはどうだろうか?球界にとってそれは素晴しいことだと思うよ」と続け、日米のヒットキングが意見を交わすことは、有益なことであると主張した。

続きを表示

この記事のフォト

2016年6月16日のニュース