BOφWY好きロッテ細谷 プロ初先頭V弾 氷室ラストギグスのナゴヤDで

[ 2016年6月16日 05:30 ]

<中・ロ>初回、先頭打者本塁打を放ち、清水コーチ(右)とハイタッチを交わす細谷

交流戦 ロッテ6―2中日

(6月15日 ナゴヤD)
 あのロックスターのように、ロッテの1番・細谷が幕開けと同時に観衆を魅了した。初回、カウント2ボール2ストライクから若松のチェンジアップを振り抜くと、打球は右中間フェンスを越えた。15試合ぶりの3号はプロ初の先頭打者弾。

 「塁に出ることを考えた。感触もバッチリ。サンキュー!!」と声を張り上げ「チェンジアップが浮いたら打てるというのを見せられて良かった」と先制パンチを振り返った。

 さらに、2―1の2回には左翼フェンス直撃の適時二塁打。4―1の5回にも中前2点適時打で突き放した。三塁打が出ればサイクル安打だった7回の第5打席は「(サイクルは)意識していない。つなぐ意識」で打った結果、遊ゴロ併殺に倒れたが、3安打4打点の「メガヒット」だ。

 今季初のナゴヤドーム。テンションは最高潮だった。自身が生まれた88年に解散したバンド「BOφWY」の大ファン。4月下旬から1カ月間、元ボーカル・氷室京介の最後のツアー「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」が4大ドームで行われた。4月29日には名古屋で開催。見に行けなかった細谷は「ここでも(ライブを)やっているので、頑張りました」と笑顔。ツアー終了後に手に入れた記念Tシャツやリストバンドを試合前に身につけて気持ちを高ぶらせてきた。

 1番を打つのは2試合連続で今季10度目。「いい仕事をしてくれている」と伊東監督。4連勝で今季最多の貯金10と好調のチームを引っ張る細谷は「1番は攻めていける打順。初球からいける」と気合を入れていた。 (渡辺 剛太)

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