青木 メジャー全30球場安打達成「一つの思い出になる」

[ 2016年6月16日 05:30 ]

<レイズ・マリナーズ>4回、左越え二塁打を放つ青木(AP)

ア・リーグ マリナーズ7―8レイズ

(6月14日 セントピーターズバーグ)
 マリナーズの青木がレイズの本拠トロピカーナ・フィールドで2安打を放ち、メジャー全30球場で安打を達成。「一つの思い出になる。やっぱりうれしい」と喜んだ。

 メジャー5年目でマ軍は4球団目となるが、同球場では唯一プレーしたことがなかった。ロイヤルズに所属した14年に訪れるはずだったが、直前に左脚付け根を痛めて故障者リスト入り。試合前には「これで30球場制覇だ」と感慨深げで、「東京ドームにそっくり。懐かしくなっちゃうぐらい、日本の球場に似ている」と漏らしていた。

 打撃不振で8番での出場。5月25日に9番を打って以来の下位打線だったが、2回のバント安打で達成し、4回にも逆方向の左越えに二塁打を放った。「2つとも(今季は)今までなかったヒット。続けていきたい」と手応えを口にし、復調へのきっかけをつかんだ。 (小林由加通信員)

 ≪イチローは39球場≫メジャー通算2977安打のイチローは、旧球場やマリナーズ時代に日本公式戦で訪れた東京ドームを含めると、39球場で安打を放っている。メジャーでプレーした全40球場中、唯一安打が出ていないのが、レッズの本拠グレートアメリカン・ボールパーク。ただ、レ軍の旧本拠シナジー・フィールドでは安打を放っており、「全本拠地制覇」は達成している。全本拠地を制覇した日本人野手は、イチロー以来2人目となる。

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2016年6月16日のニュース