ナバーロ火曜は4週連発!地方球場大好き7の5

[ 2016年6月15日 05:55 ]

<中・ロ>1回表2死一塁、2点本塁打を放ち、デスパイネ(左)とハイタッチをかわすナバーロ

交流戦 ロッテ4-2中日

(6月14日 岐阜)
 火曜日の男・ナバーロがまた打った。初回に1点を先制し、なお2死一塁。バルデスが投じた2球目の直球を完璧に捉えた。「初球カーブが来たので真っすぐを狙った。初回で3点取ったのは大きかった」。岐阜・長良川球場の左翼席を埋め尽くしたロッテファンに5号2ランを届けた。

 顎ひげがトレードマークの新外国人は、これで4週連続で火曜日にアーチを放ち、チームも4連勝。試合前にデスパイネに言われるまで知らなかったというが「休みにゆっくりできているのが良かったのかな」と上機嫌で話した。試合がない月曜日は「プレイステーション4」で気分転換している。お気に入りは戦争ゲーム。長良川球場の近くには岐阜城がそびえるが、かつての城主・織田信長のように、この火曜日も勝ち戦となった。

 6回には三遊間に内野安打を放ち、6試合ぶりのマルチ安打を記録。5月26日に函館オーシャンスタジアムで行われた日本ハム戦では3安打で今季唯一の猛打賞を記録しており、地方球場では2試合で計7打数5安打2打点、1本塁打の大暴れ。2月20日のこの日と同じ中日とのオープン戦では、“来日初打席”で沖縄・北谷球場の場外へ130メートル弾を放ち、同21日の日本ハム戦も沖縄・名護球場でバックスクリーン弾。「地方球場の鬼」になりつつある。

 「66年ぶり」の勝利に貢献した。ロッテは岐阜で毎日時代の50年6月18日の近鉄戦に3―2で勝利して以来、2度目の試合だった。ナバーロの効果的な一発で3連勝を飾り、貯金は今季最多タイの9。これから勝負の夏に向かう。ゲーム好きのナバーロは「野球をしていないときは部屋で涼しく過ごしたい」と、いたずらっぽく笑った。コントローラーもバットも巧みに操り、敵をやっつける。(渡辺 剛太)

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2016年6月15日のニュース