誠也&エルドが雄星撃ち!157キロ押し返した

[ 2016年6月15日 05:30 ]

<広・西>4回、2死三塁、鈴木が先制の左前適時打を放つ

交流戦 広島3-2西武

(6月14日 マツダ)
 鈍いライナーが三遊間をしぶとく抜けていく。4回2死三塁で、広島の鈴木が先制の左前打。カウント2―2からの157キロの内角速球を詰まりながらも押し返した。

 「速かった。詰まったけど、2球目に見逃した球が、また“来た”っと思って振り抜けた。追い込まれても食らいついていこうと、琢朗さん(石井打撃コーチ)からも言われていて、そのとおりいい反応ができた」

 その時点で早くもチームは計8三振。力を見せつけられていたが、スタメン最年少21歳のバットがムードを変えた。2回の中飛は平凡だったが、3度目対戦となった6回の右飛は大きな当たりだった。8回に2番手・バスケスからは四球で、3打数1安打。打率・302と胸を張れる数字をキープしている。

 「(現在の状態について)タイミングがうまくとれている。見逃すときも、いい感じで見逃せている」

 1―0の6回1死からのエルドレッドの16号ソロも大きかった。2ボールからの真ん中高め140キロ直球を完璧に捉えて、左中間スタンド中段へ飛び込む特大弾。「速いストレート(高めの140キロ)に負けずにコンタクトできました」

 2回はカーブに空振り三振、4回1死二塁での第2打席では143キロ直球に力負けしての平凡な右飛。本人談話にあるように、3度目の対戦でようやく、完璧にコンタクトした。

 最後は赤松の中前打でサヨナラ勝ちだが、試合前半に白星への道しるべを示したのは、5番エルドレッドと6番鈴木の2人だった。

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2016年6月15日のニュース