阪神タイガースの名称変更「未来永劫ない」株主総会で明言

[ 2016年6月15日 06:15 ]

阪急阪神HD株主総会の会場に入っていく株主たち

 阪急阪神ホールディングスの第178回定時株主総会が14日、大阪市北区の梅田芸術劇場で開かれた。株主から将来的な球団名称変更の可能性を問われ、回答に立った角和夫阪急阪神ホールディングス代表取締役社長は「タイガースの名称を変えることは恐らく未来永劫ないと思います。タイガースは『阪神タイガース』ということです」と明言した。

 06年10月の経営統合による阪急阪神ホールディングス誕生から今年10月で10周年。当時、親会社の統合に際しては球団を手放した過去を持つ阪急が球団運営に関与しない旨の誓約書をオーナー会議に提出して預かり保証金が減免された経緯があり、今回の説明で改めて「阪神タイガース」の存続が強調された。

 一方、阪急電鉄の杉山健博代表取締役副社長がホールディングス代表取締役副社長に新任され、阪神電鉄の秦雅夫専務取締役が同取締役に再任される役員人事が承認された。すでに今期から杉山氏は阪神、秦氏は阪急の取締役にも名を連ねており、角社長は「(人事交流は)情報交換につながる」とメリットを強調した。

続きを表示

2016年6月15日のニュース