巨人痛い5連敗 橋本到とギャレ交錯から失点響く

[ 2016年6月15日 05:30 ]

<巨・楽>8回無死一、二塁、阿部の打球を橋本が捕球するが、ギャレットとぶつかって落球、適時二塁打になる

交流戦 巨人1-4楽天

(6月14日 東京D)
 巨人の悪い流れは止まらない。打線は4回の阿部のソロ1点のみで逆転負け。今季2度目の5連敗でワーストタイの借金2となり、今季初の空砲となった阿部は「ズルズルいきたくない」と厳しい表情を浮かべた。

 1点では勝ち目は薄い。1―0の6回、先発の田口が3安打などで2失点し逆転を許すと再逆転する力はなかった。初回2死一、三塁で無得点。2回は無死一塁からギャレットの中前打で三塁を狙った村田がオコエの肩に封じられ好機がしぼんだ。「それを言ったらきりがないですけどね。それ以外なかなかチャンスがなかったと言えばそうだけど」と高橋監督。楽天・則本が苦しんでいた立ち上がりに攻めきれなかったことが終盤に響いた。8回の守りでは無死一、二塁から代打・阿部の左中間への飛球に対して中堅・橋本到と左翼・ギャレットとが交錯。指揮官は「2人が目いっぱい追いかけてああなってしまったのでどうしようもない」と責めなかったが、二塁打となり3点目を失った。

 現有戦力で戦うしかない苦しい状況を打開するには、ナインがあと一本にこだわり、あと一歩を踏み出すことだ。(春川 英樹)

続きを表示

2016年6月15日のニュース