ソフトB 独走支える和田の制球力 与死球少なさは現役トップ

[ 2016年6月14日 09:35 ]

ソフトバンクの和田

 投手の与死球はすっぽ抜けだけでなく、厳しい内角攻めの代償でもある。それでもトータルで与死球が少ない投手は、一定の制球力があるといえそうだ。そこで700投球回以上の現役投手39人を対象に、シーズン規定投球回の143イニングあたりの与死球が少ない投手をランキングした。

 最少は今季5年ぶりに国内復帰した和田(ソ)で、シーズン平均2・07個。ほぼ先発で日本通算221試合、1517回1/3を投げ死球は22。ゲーム与死球2以上が一度もなく、試合によって極端に荒れることはない。2位はリリーフの岸田(オ)で2・44。現在は故障中だが、抑え経験もある速球派だ。3位は吉見(中)で2・52。故障明けの今季は、46回1/3で与死球0を続けている。

 今季の和田はリーグ最多タイの7勝と、実績通りの活躍でチームの首位独走に貢献。与死球はブランコ(オ)への1個だけと、渡米前のスタイルのまま結果を出している。なお、ランキング最下位は9・50の牧田(西)で、プロ5年間でリーグ最多与死球が3度。下手投げ独特の軌道は、体に向かってくるとよけ方が難しいのかもしれない。(記録課・矢吹 大祐)

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2016年6月14日のニュース