中京学院・吉川、全国でもアピール スカウト「文句なしの実力」

[ 2016年6月14日 05:30 ]

大学選手権で初出場初優勝を決めた中京学院大。瑞浪キャンパスであった凱旋報告会の後、女子学生との記念撮影に応じる吉川

 今秋ドラフト候補として野手でブレークしたのが、全日本大学選手権を制した中京学院大・吉川尚輝内野手(21)だ。

 50メートル5秒7の俊足、遠投97メートルの強肩で遊撃手としての守備範囲は広く、今大会では全5試合で安打を記録してチームを初出場初優勝へと導いた。2年冬にも大学日本代表候補合宿に呼ばれるなど、下級生の頃から高い能力が注目されていたが、今大会の活躍で堂々の1位指名候補に躍り出た。巨人の東海地区担当・藤本茂喜スカウトは「高校生の頃から見ているが文句なしの実力。全日本でも十分に力を見せてもらった」とうなった。

 東海地区大学リーグに所属。専用球場も寮もないなど、決して恵まれた環境でプレーしてきたわけではない中でドラフト上位指名候補にまで成長した。17日からの合宿では同じく遊撃手で、上位指名候補の日大・京田とそろい踏みする。ライバルだが「いろんな話をして仲良くなりたい」と目を輝かせた。

続きを表示

2016年6月14日のニュース