【牛島和彦の視点】大谷 初回のタメを維持できればまだ伸びる

[ 2016年6月13日 09:16 ]

<日・神>日本ハム先発の大谷

交流戦 日本ハム6-0阪神

(6月12日 札幌D)
 初回の大谷は体重移動が素晴らしかった。左足をホームに向かって下ろしながら、右の内転筋から股関節にギリギリまで体重が残っていた。だから左肩が開かず、タメがしっかりしたフォームから前でリリースできた。

 私はロッテの現役時代に伊良部(故人)、横浜の監督時代はクルーンと当時の日本最速を目撃したけど、大谷は体重が乗った重い剛速球といった感じ。ただ3回以降は上半身に力が入ったのか、突っ込む場面が出てきた。確かに気持ちが入り過ぎると上体が前に出がち。するとタメがほどけて、手が遅れて投げるから、ボールが高めに外れ始める。打席にも立つから調整は難しいけど、下半身のタメが序盤のように一定になったら、真っすぐが低めに集まり、さらに勝ち星を増やせるはずだ。

 確かに二刀流の調整は大変だろう。自分は投手出身だけに、投手に専念すればどれほど勝てるのかと思ったりもする。ただ投打どちらのポテンシャルも高い。まだ若いし、プロ野球ファンを喜ばせる選手として成長してほしい。(スポニチ本紙評論家)

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