藤田プロ12年目で初サヨナラ打 魔の日曜日、連敗8で止めた

[ 2016年6月13日 05:30 ]

<楽・広>延長11回2死一、二塁、藤田がサヨナラ打を放ちレフトスタンドに向かって駆け出す

交流戦 楽天4-3広島

(6月12日 コボスタ宮城)
 右拳を突き上げた楽天・藤田は、ファンが陣取る左翼席に向かって走った。3―3の延長11回2死一、二塁。広島の守護神・中崎の144キロ外寄りのシュートを中前に運んだ。プロ12年目で初のサヨナラ打。「いつも内野でやるから、ファンの近くでやる方がいい」。興奮していても気配りは忘れない。必死に逃げ回り、最後は外野の天然芝にはいつくばりながら「人生初」のウオーターシャワーで祝福を受けた。

 「(枡田)慎太郎と後藤さんがつないでくれたので、このチャンスは絶対ものにしたいと打席に入った」。11回は2死無走者から枡田が四球を選び、代打・後藤が右前打。9回の代打から途中出場していた藤田が2打席目で試合を決めた。

 スタメンにはオコエら4人の新人が名を連ねる。前日は1点ビハインドの8回に茂木の安打をきっかけに逆転勝ちし、この日も3点を追う6回に吉持の中越え三塁打を機に同点に追い付いた。藤田は交流戦打率・357ながら、吉持の台頭に加え、相手先発が左腕・中村恭ということもあり先発を外れた。「そろそろベテランになる藤田も頑張りました」。今年で34歳。現在、1軍にいるメンバーでは牧田と並び、37歳の後藤に次ぐ年長者となった自称「中堅よりちょっと上」の男がきっちり仕事を果たした。

 チームは日曜日の連敗を8でストップ。オリックスに代わって5位に浮上し、5月17日以来、最下位を脱出した。いまだ借金12ながら、交流戦は7勝5敗と復調の気配がする。「チーム力は上がっているけど、自分もまだまだ負けられない」と藤田。老け込むにはまだ早い。(徳原 麗奈)

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