2戦2発!清宮の夏が来た 驚異のペースで50号王手

[ 2016年6月13日 05:30 ]

<九州学院・早実>6回2死二塁、早実・清宮は勝ち越し右越え2ランを放つ

練習試合 早実7―5九州学院、早実4―3桐光学園

(6月12日 王貞治記念グラウンド)
 夏へ死角なし!早実(西東京)の清宮幸太郎内野手(2年)が12日、東京都八王子市の王貞治記念グラウンドで九州学院(熊本)、桐光学園(神奈川)と練習試合を行った。いずれも「3番・一塁」で出場し、2試合連続で決勝本塁打を放つなど計6打数5安打7打点と爆発。高校通算本塁打を49本まで伸ばし、早くも50号に王手をかけた。2年連続の夏の甲子園出場をかけた来月2日開幕の西東京大会に向け、清宮は準備万端だ。

 怪物スラッガーが2年目の夏に向けて臨戦態勢に入った。2試合目の桐光学園戦。3―3の7回1死から清宮の打球は右翼席に張られた高さ約20メートルの防球ネット上部に直撃した。「よっしゃー!」。高校通算49号となる推定130メートルの特大弾に甲高い声を響かせた。

 1試合目の九州学院戦から清宮の独り舞台だった。5―5の6回2死二塁。直球を振り抜いた打球は低い弾道でグングン伸びる。右翼席の防球ネットを揺らし、通算48号の決勝2ラン。「完璧っちゃ、完璧でしたね」。2回にも中堅フェンス直撃の2点二塁打を放つなど4打数3安打4打点。2打数2安打3打点の桐光学園戦と合わせて、甲子園出場経験がある強豪校相手に計6打数5安打7打点と打ちまくった。

 西東京大会を約3週間後に控え、フォームも固まった。冬場に自身の1年時の打撃映像を動画投稿サイト「YouTube」で何度も見返して気付いた。「打っている時と打ってない時でバラバラ。足を上げた時に凄い不安定」。高く上げていた右足をすり足気味に変え「ゆっくりタイミングを取るようにしてしっくりきた。確実性が上がった」とフォーム修正が奏功している。

 歴代の強打者をはるかにしのぐペースで本塁打を量産している。高校通算87本塁打の日本ハム・中田翔は大阪桐蔭2年夏の大阪大会開幕前で41発。2年夏終了時でも47発だったが、これをすでに上回った。昨年は1年間で22発も、今年は早くも27発。50号に王手をかけ、目標の80本塁打は濃厚と言えるハイペースだ。

 今春の東京都大会では中堅に就いたが、和泉実監督は「福本がセンター、清宮をファーストに戻した方がチームとして安定感がある」とし、今夏の西東京大会では昨年と同じ「3番・一塁」で臨むことが確実となった。昨年は6試合で0本塁打ながら20打数10安打の打率・500、10打点。「去年より打って貢献したい。上回らなきゃ駄目」。進化を誓った主砲がノーシードからはい上がり、4強入りした昨夏に続く甲子園へ導く。(青木 貴紀)

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