ソフトB 11日にも交流戦勝率1位M点灯 工藤采配ズバ!菅野攻略

[ 2016年6月11日 05:30 ]

<ソ・巨>8回1死満塁、勝ち越し犠飛を放つ鶴岡。投手・菅野

交流戦 ソフトバンク2―1巨人

(6月10日 ヤフオクD)
 難敵・菅野を攻略だ!ソフトバンクは10日、巨人戦で1―1の8回1死満塁の好機に鶴岡慎也捕手(35)が決勝右犠飛を放った。チームは4連勝で交流戦首位を守った。また貯金23で今季最多を更新、パ2位・ロッテと今季最大の8・5差に広げた。11日、巨人に勝てば交流戦勝率1位マジックが点灯する。

 同点の8回1死満塁。カウント2ボール1ストライクだった。鶴岡は待っていた内角低め130キロスライダーに反応し、体をねじるように右方向へおっつける。少し、浅かったが、三塁は代走・本多。犠牲フライには十分な飛距離だ。14年6月21日以来2年ぶりの対決となった防御率0点台の男から奪った2点目は決勝点になった。

 「スライダーでやられていたから、それを狙おうとスコアラーの森(浩之)さんとも一致した。引っ張ったらゴロで併殺打になりそうでした」

 ヒーローインタビューを受けたのは鶴岡だったが、そこに至るまでは必然のシナリオがあった。「彼の一番いいボールは真っすぐですからストレートをとらえていけばバッテリーの考えは変化球になる」と工藤監督。試合前ミーティングでは「結果は関係なく(直球系を)振っていこう」と森スコアラーからチームの意思が伝えられた。直球やワンシームなどの速い球を狙う。序盤、その期待に応えたのは内川だった。3回2死一、二塁、内角ワンシームに詰まらされたが、右前に運ぶ適時打で先制。「今年やった(投手の)中で一番だった。内角だから引っ張るとゴロになる」。通算1797安打の技が先制パンチを浴びせる。

 5回までは直球系で押していた菅野が、6回以降は急激に変化球の割合が多くなる。球数が100球超となった8回は明らかに抜け始める。2四球を与えるなど乱れ、1死満塁とし、鶴岡の決勝犠飛につながった。「きょうのような試合は精神的疲労が体にくる」と指揮官。3回無死一、三塁では失敗したものの、セーフティースクイズも仕掛けるなど、88イニングで8四球の精密機器を狂わせ5四球をもぎとった。

 チームは4連勝で今季最多の貯金23。「息詰まるゲームでございました」と14度目の1点差勝利に工藤監督はふっと息をついた。ロッテとのゲーム差は今季最大8・5と独走状態に入っているが、内容は圧倒ではなく、緊張の糸が張った状態の接戦が続いている。

 「こういうピッチャーを打たないとと思わせてもらった。まだまだ、頑張らないといけませんね」と内川は笑う。球界を代表する剛腕を攻略し、なお糧にしようとさえする。だから強いのだ。 (福浦 健太郎)

 ≪11日にも交流戦1位マジック点灯≫ソフトバンクが巨人に勝ったため、2位以下で交流戦の自力1位の可能性を残すのは3位の巨人だけとなった。この結果、11日、ソフトバンクが巨人に勝つと、交流戦の1位マジックが点灯する。マジックナンバーは西武の勝敗によって6か7になる。

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