西武・多和田 背水マウンドで堂々8回零封 指揮官“追試”約束

[ 2016年6月11日 05:30 ]

<西・中>8回を3安打無失点と好投した多和田

交流戦 西武1―0中日

(6月10日 西武プリンス)
 西武のドラフト1位右腕・多和田はプロ初勝利こそ手にできなかったが、8回3安打無失点の堂々の投球を披露した。

 今季5度目の先発は結果を残せなければ2軍降格という背水のマウンド。最速145キロの直球とスライダーを軸に強気の投球を貫いた。打線の援護がなく勝ち星は付かなかったが「腕を振ることを心掛けた。勝ちは欲しかったけど自分の投球はできた。これをきっかけに乗っていきたい」と胸を張った。

 試合前の時点で左打者の被打率は・548。右打者の同・138に比べて圧倒的に苦手にし、バッテリーを組む炭谷と「左の内角をどんどん攻めよう」という話をして臨んだ。この日は13打数2安打で、被打率・154。左対策を好投に結び付け、田辺監督も「言うことなしのナイスピッチング。もちろん次も見てみたい」と目を細めた。

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2016年6月11日のニュース