福留3安打 日米2000安打へあと11も…5連敗に「切り替えてやるしか」

[ 2016年6月11日 05:30 ]

<日・神>8回無死一塁、福留はこの日3安打目となる右翼線二塁打を放つ

交流戦 阪神4―5日本ハム

(6月10日 札幌D)
 偉業へのカウントダウンを一気に加速させた。阪神・福留のバットが快音を連発し、今季4度目の猛打賞となる4打数3安打の大暴れ。日米通算2000安打まであと11本まで迫った。

 両軍ともに若い選手が多い中、貫禄が違った。まずは2回の第1打席。カウント2ストライク1ボールと追い込まれながら、巧みなバットコントロールでメンドーサの内角のチェンジアップを中前に落とした。4回先頭の第2打席は、3球目のカーブを右前にクリーンヒット。2―3と勝ち越された直後の8回無死一塁の第4打席では、右翼線を痛烈に破る二塁打で好機を拡大した。

 ここで代走の大和を送られ交代。打点こそなかったものの、1本目は高山の先制適時三塁打、3本目は同じく1位ルーキーの一時逆転となる2点二塁打を呼び込む価値ある安打だった。

 ただ、試合はまさかの結末。チームも泥沼の5連敗とあっては、帰りのバスに向かう足取りも早くなる。「切り替えてやるしかないでしょ。前を向いてね。それしかないでしょ」と、ナインの気持ちを代表するように繰り返した。

 この日は午前の飛行機で東京から札幌入り。4月中旬に左太もも裏を痛めてからは、連戦の真ん中にある「移動ゲーム」は休養で欠場することもあった。この日はDHですらなく右翼でスタメン出場した。それだけ体や打撃の状態が上向いている証しだ。節目の大記録まで残り11本とはいえ、チームが苦境にある今はどうでもいい。そもそも、個人記録のためにプレーする選手ではない。ベンチを覆う暗雲を一日も早く振り払うため、背番号8は今日も打ち続ける。 (山添 晴治)

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