マエケン 無情0―1負け 背を向け続投志願も…中前ポトリ決勝打

[ 2016年6月10日 05:30 ]

<ドジャース・ロッキーズ>前田は6回2/3を1失点と力投も4敗目(AP)

ナ・リーグ ドジャース0―1ロッキーズ

(6月8日 ロサンゼルス)
 ドジャースの前田はメジャー自己最多の9奪三振も打線の援護なく、7回途中5安打1失点で4敗目(5勝)を喫した。

 「あそこでは絶対に降りたくなかった。抑えて降りたかった」と振り返ったのは、0―0の7回2死二塁。デーブ・ロバーツ監督は投手交代を告げるつもりでベンチを出ると、前田は背を向けた。

 続投を志願。指揮官は受け入れた。しかし、7番デスカルソへのこの試合97球目は無情にも中前へポトリ。二塁走者が生還し決勝点になった。ここで降板。「先発投手は回の途中で降りるのは好きではない。悔しい終わり方」と唇をかんだ。

 それでも初回から4者連続三振で、フォーシームに手応えをつかんだ。「ボールを動かすのが主流だけど、きれいな(回転の)フォーシームも使っていくことで、日本人の特徴が生かせるのでは」。一時の不振を脱し、安定感を取り戻した。 (奥田秀樹通信員)

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2016年6月10日のニュース