ロッテ 二木、6回2失点4勝目で新人王視野も「勝たせてもらった」

[ 2016年6月9日 22:29 ]

<ロ・神>6回2失点で4勝目を挙げた二木

交流戦 ロッテ7―2阪神

(6月9日 QVCマリン)
 ロッテの3年目・二木が新人王を視野に入れる4勝目(5敗)を挙げた。9日の阪神戦(QVCマリン)に先発し、6回5安打2失点。「序盤は納得いく投球が出来なかった」と反省を口にしたが、打線の援護もあり、がっちり白星を掴んだ。

 「真っすぐが狙ったところにいかなかった。左打者のアウトコースと右打者のインコース」。4回は変化球に頼り、無死二塁から西岡に投じたカーブで右前適時打を浴びた。ゴメスまで3連打となり、福留の二ゴロで2点目を失ったが、原口を内角直球で捕邪飛。高山を140キロ直球で中飛に打ち取った。

 セ・リーグを代表する右腕、藤浪にも投げ勝ったが、「野手の方に勝たせてもらった」と平身低頭の20歳。開幕から先発ローテーションを守る右腕を球団もあの手この手でバックアップする。5月6日から本拠球場で発売している鹿児島出身の二木にちなんだ弁当「おい丼」は、登板日に合わせてこの日もトッピングのサツマイモを1個増量するサービス。親しみやすいキャラクターとマッチして好評だ。

 9日現在で4勝はパ・リーグの新人王有資格者では最多。野手で57試合に出場し、3割近い打率を残している楽天のドラフト3位・茂木(早大)が目下のライバル。「次は自分のピッチングで勝ったと言われるくらいの力で勝ちたい」。チームの投手陣から最近4年で新人王が2人誕生している(12年・益田、14年・石川)。それに続けるか。二木の挑戦が続く。

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