東海大北海道・水野 16K完封 プロ称賛「指名間違いなくある」

[ 2016年6月9日 05:30 ]

<東海大北海道・立命大>完封勝利した東海大北海道の水野

全日本大学野球選手権第3日・2回戦 東海大北海道4―0立命大

(6月8日 東京ドーム)
 2回戦6試合が行われ8強が出そろった。東海大北海道は、水野滉也投手(4年)が5安打16奪三振完封の好投で立命大を下し、15年ぶりの8強進出。右横手投げの水野は2試合連続完投で今秋ドラフトの注目候補として名乗りを上げた。亜大は4―1で富士大を下し、準優勝した13年以来の準々決勝進出。宗接(むねつぐ)唯人捕手(4年)が2回に三盗、本盗を決めて同点とし、逆転勝ちにつなげた。

 149球目。直球で16個目の三振を奪うと、水野の笑顔がマウンドではじけた。「追い込んでからしっかり腕を振れた。(16奪三振に)初めてそんなたくさん取れた」と5安打完封を喜んだ。

 最速147キロを誇るサイド右腕。昨年のこの大会は2回戦・早大戦で先発するも3回途中でKOされた。「昨年全日本で負けて、全部をレベルアップしないと勝てないと思った」。早大に敗れた悔しさを糧にし、新たに覚えたフォークで16個中12個の三振を奪った。8回2死から9回にかけては4者連続奪三振。圧巻の毎回奪三振だった。

 花巻東出身で大谷(現日本ハム)と同学年のエースの山根に刺激を受けて、オフには小麦の摂取を控える「グルテンフリー」に取り組んだ。今春は6試合5勝0敗、防御率0・21。43回1/3で48奪三振と急成長。体づくりを見直したことで、疲労がたまりにくくなったという。

 6日の1回戦・環太平洋大戦では147球3失点完投。高橋葉一監督から中1日での先発を通達された。「体はきつかったけれど頑張ってきて良かった」。直球は最速144キロで切れも十分だった。一躍ドラフト候補に浮上。視察したDeNAの高田繁GMは「左打者も苦にしていないし、内角へのスライダーも魅力。指名は間違いなくあるだろう」と高評価した。

 15年ぶりの8強進出。「監督さんには神宮でやるぞと言われていた。うれしいけれど、気持ちは落ち着いている。日本一を目指して、一戦一戦上がっていきたい」。北のドクターKが、大学最高峰の舞台をまだまだ沸かせる。 (松井 いつき)

 ▼立命大・後藤昇監督(昨年に続き東海大北海道に敗れ)リベンジしたかったが…。これまでやってきたことができなかった。

 ◆水野 滉也(みずの・こうや)1994年(平6)6月1日札幌市生まれの22歳。札幌月寒東小2年の時に「月寒アパッチャーズ」で野球を始める。札幌月寒中時代は「札幌豊平東リトルシニア」に所属。札幌日大では1年秋に初ベンチ入りし、3年夏にエースで南北海道大会準優勝。大学では1年春のリーグ戦で初登板。1メートル75、75キロ。右投げ右打ち。

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