早実・清宮 “ON母校対決”足で魅せた 三塁打だ二盗だ

[ 2016年6月6日 05:30 ]

<佐倉・早実1>5回無死一塁、早実・清宮は右前打を放つ

 早実(西東京)の清宮幸太郎内野手(2年)が5日、千葉県成田市のナスパスタジアムで、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の母校、佐倉(千葉)の創部120周年を記念した招待試合に「3番・一塁」で出場。

 ソフトバンク・王貞治球団会長の後輩スラッガーは「ON母校対決」となったダブルヘッダーで本塁打は出なかったが、盗塁を決めて「隙があればいきたい」と夏は打棒だけでなく足でもかき乱す決意だ。

 第1試合の8回に四球で出塁すると、二盗を決めて得点につなげた。「自分は無警戒な時が多いので」とニヤリ。1メートル84、99キロの体格ながら和泉実監督が「足は速い。一塁からワンヒットで三塁へいくスピードがある」と認める脚力を持つ。第2試合の5回には右翼ポール際の場外へ特大ファウル。通りがかった消防車に直撃しかけ「危なかった」。第2試合での三塁打を含む計8打数2安打2四死球で連勝に貢献した。

 夏の西東京大会開幕まで1カ月を切った。高校通算47本塁打の怪物スラッガーは長嶋氏について「凄い華のある選手。人を魅了するプレーは自分も凄い憧れる」と語り、「夏までにどの試合でも打点を稼げる日本一のスラッガーを目指したい」と誓った。(青木 貴紀)

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