オリックス T―岡田4安打5打点「今日はいい形」

[ 2016年6月5日 19:43 ]

セパ交流戦 オリックス14―9ヤクルト

(6月5日 神宮)
 オリックスが今季最多の19安打14得点の猛攻で、乱戦を制した。立役者は4番のT―岡田だ。2本塁打を含む4安打5打点の活躍で「今日はいい形で振れた」と両手に残る余韻を味わった。

 まずは3回。糸井の先制打の直後にバックスクリーンを越える2試合連続となる11号3ラン。その後も適時二塁打、右前打と勢いは止まらず、7回の第4打席では三塁打が出ればサイクル安打だったが「この球場で三塁打は難しい。自分の打撃をするだけ」と平常心で、風張の浮いた変化球をジャストミートし、左中間席にダメ押しのアーチをかけた。

 乱戦となった伏線は、T―岡田も死球を受けた2回に、次打者小谷野への連続死球で、両チームの選手がベンチを飛び出し警告試合に発展。さらに7回にも山田が二塁へのスライディングで西野とぶつかり、再びグラウンドで両軍がもみ合った。風岡守備走塁コーチは「本当なら審判がすぐに注意しないといけないけど、言わないから僕が山田に言った。コーチは選手を守る役目もある」と怒り心頭。福良監督も「昨日も死球3つだし、どうかと思う。いくら変化球で、狙っているわけではないといっても、2回は続けてだからね」と苦言。2試合で7死球をくらい、因縁の残る対戦となった。

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2016年6月5日のニュース