大谷、圧巻の完投劇!これぞ“真二刀流”プロ野球新記録163キロも

[ 2016年6月5日 16:46 ]

7回2死二塁村田を打ち取りガッツポーズし雄叫びをあげる大谷

交流戦 日本ハム6―2巨人

(6月5日 東京ドーム)
 日本ハムは「5番・投手」で出場した大谷が圧巻の完投劇。初回に先頭打者本塁打を許したが、9回6安打10奪三振2失点で今季4勝目を挙げた。4回にはプロ野球新記録となる163キロをマーク。打っては犠飛で打点を挙げるなど、投打にわたって活躍した。

 大谷は初回、大田に先頭打者本塁打を被弾。しかし、その後は150キロ後半の直球を主体に6連勝中の巨人打線を次々と打ち取った。

 打線は3回に田中賢の2点適時打で逆転。さらに無死満塁とチャンスを広げると、ここで大谷がきっちりと犠飛を打ち上げ、自らのバットで追加点をもたらした。

 4回、大谷は2本の内野安打などで1死満塁のピンチ。ここでクルーズに投じた4球目、この日57球目がプロ野球新記録の163キロをマークした。続く投球でクルーズを併殺打に打ち取り、このピンチを無失点で切り抜けた。

 日本ハムは8回、中田の12号2ランと陽の5号ソロで3点を追加。援護を受けた大谷は9回に1点を失ったものの圧巻の完投勝利を挙げた。

 巨人の連勝は6ストップ。初回に大田の先頭打者本塁打で幸先良く先制したが、得点はその1点だけ。先発・高木は今季最長の8回を投げたが、6失点と粘れなかった。

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