10点差跳ね返した!マリナーズ、球団初快挙に指揮官も驚き隠せず

[ 2016年6月3日 16:37 ]

<パドレス・マリナーズ>7回の打者一巡9得点に喜ぶマリナーズのカノ(左)とマーティン (AP)

インターリーグ マリナーズ16―13パドレス

(6月2日 サンディエゴ)
 マリナーズが2日のパドレス戦で10点差を跳ね返す大逆転勝利を収めた。

 試合は5回を終えたところで、2―12でマリナーズのビハインド。2試合連続の2桁失点でマリナーズの敗戦かと誰もが思ったが、6回にシーガーが2点適時二塁打を放つと、代打・李大浩には3ランが飛び出し、7―12とパドレス大勝とも言えなくなってきた。

 これで流れがマリナーズに来たのか、7回には1死から青木が内野安打で出塁すると、2つの四死球で満塁。クルーズは空振りの三振に倒れて2死となったが、続く5番・シーガーから2番・グティエレスまで7連打と安打の嵐で9得点を奪い、一気に試合をひっくり返した。

 10点差の逆転勝利は、2009年にアスレチックスが記録して以来で、マリナーズの球団史上では初の出来事。7回の7連打はすべて単打だったが、その口火を切ったシーガーは「2死から7本連続でシングルヒットが続くなんてめったにないよ」と信じられない様子で首を振り、サービス監督は「長くメジャーリーグの試合を見てきたが、10点差を逆転した試合なんてお目にかかったことがないな」と白い歯をのぞかせた。

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2016年6月3日のニュース