元中日チェン イチローの活躍に感嘆「攻守において偉大な選手」

[ 2016年6月3日 15:51 ]

<マーリンズ・パイレーツ>マーリンズの先発・チェン (AP)

ナ・リーグ マーリンズ4―3パイレーツ

(6月2日 マイアミ)
 2日のパイレーツ戦に先発したマーリンズのチェン・ウェイン投手(30)が、チームメートのイチロー外野手(42)の活躍に舌を巻いた。

 チェンはこの試合で6回1安打2失点と好投。9回にチームが同点に追いつかれ、惜しくも今季4勝目を逃したが、7回の先頭打者である姜正浩に二塁打を許すまで、パイレーツ打線を無安打に抑え込む圧巻のパフォーマンスを披露した。

 それでも、チェンは自身の投球については多くを語らず、イチローの卓越した守備に着目。2回、3つの四死球で左腕は2死満塁のピンチを迎えると、投手・ニカシオの打球は右中間への浅いライナー。これを42歳の右翼手がスライディングキャッチし、スコアボードに「0」が刻まれると、4回には姜正浩の大飛球をフェンスぎりぎりでジャンプし、グラブに収めてみせた。

 「あの2つのプレーは素晴しかった。彼が出場していなかったら、2回で無安打投球は終わっていたね」と振り返るチェン。自身は中日で5年間、イチローはオリックスで9年間、ともに日本球界を経験。「本当に偉大な選手で、守備だけではなく、きょうはヒットも打った。攻守において偉大だと思うよ」と続けた賛辞は、米国だけではなく、日本でのプレーを含めたものなのかもしれない。

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