イチロー、走攻守でキラリ「僕はどれもできなきゃいけない選手だから」

[ 2016年6月3日 14:37 ]

パイレーツ戦の7回、二盗を決め、日米通算700盗塁を達成したマーリンズのイチロー
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ナ・リーグ マーリンズ4―3パイレーツ

(6月2日 マイアミ)
 マーリンズのイチローは2日(日本時間3日)、マイアミでのパイレーツ戦に「1番・中堅」で出場し、7回に二盗を決めて日米通算700盗塁を達成した。バットでは2試合ぶりにマルチ安打を記録し、守備でも美技を連発、走攻守に渡る活躍でチームの勝利に貢献した。

 休養のオズナに代わって2試合ぶりに先発メンバーに名を連ねたイチロー。最初の見せ場は2回だった。先発チェンは1死から死球を与えると、2死とした後連続四球で満塁のピンチを招く。パイレーツのニカシオの飛球は右中間の浅い位置に上がったが、イチローは迷わずスライディング。地面すれすれでグラブに収め、チェンの大ピンチを救った。

 1―0の3回には先頭打者として遊撃内野安打を放って追加点を呼ぶと、4回には左中間を破る二塁打でマルチ安打を記録。4回の守備で姜正浩のフェンス際への大飛球をジャンピングキャッチすると、本拠地のファンは「イチローコール」を送って42歳を称えた。

 7回には足で節目の記録に到達。チームは9回に同点とされて延長戦へともつれ込んだが、イチローは12回には四球を選び、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。

 ▼イチローの話(2回2死満塁で右中間への飛球を滑り込んで好捕)もういくという選択しかなかった。(余裕は)全然なかった。(走攻守のどのプレーが最も気持ち良かったかと問われ)だって僕はどれもできなきゃいけない選手だから、どれも気持ちいいですよ。

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