イチロー、マルチで3000安打へあと35本 守備では満塁ピンチ救う

[ 2016年6月3日 09:33 ]

パイレーツ戦の3回、安打を放つマーリンズのイチロー

ナ・リーグ マーリンズ―パイレーツ

(6月2日 マイアミ)
 マーリンズのイチロー外野手は2日(日本時間3日)、マイアミでのパイレーツ戦に「1番・中堅」で2試合ぶりに先発出場。3回に遊撃内野安打、4回に左中間二塁打とマルチ安打をマークし、メジャー通算2965安打で19世紀から20世紀初頭の名選手サム・クロフォードを抜いて歴代単独31位に浮上した。3000安打まであと35本。日米通算では4243安打で、メジャー歴代最多安打記録を持つピート・ローズまであと13本に迫った。

 イチローは初回は二ゴロに倒れたが、1―0の3回には先発右腕ニカシオの1ボール2ストライクからの6球目の速球を捉えてショート後方にポトリと落ちる安打で出塁。1死からイエリッチの右前打で二塁へ進み、スタントンの右二塁打で2点目のホームを踏んだ。3―0の4回には2死から左中間へ二塁打を放ち、2打席連続安打で2試合ぶりのマルチ安打を記録した。

 イチローは好守でもチームに貢献。2回2死満塁のピンチで右中間へのライナーをスライディングキャッチすると、4回には姜正浩の大飛球をフェンスぎりぎりでジャンプしてグラブに収める美技を披露した。

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