バルデス乱調 制球難で4回4失点「自分のリズムで…」

[ 2016年6月3日 05:30 ]

<ソ・中>初回1死満塁、長谷川に右前に2t点適時打を打たれガックリのバルデス

交流戦 中日2-6ソフトバンク

(6月2日 ヤフオクD)
 中日の先発バルデスの乱調が響いた。敵地のマウンドで立ち上がりから苦しんだ。

 「いつもと一緒だよ。チームが勝てるようにできる限りのことをやりたい。1人というより、全員を気をつけたい」

 意気込みが空回りしたのか。先制の援護の背に上がった初回に崩れた。先頭打者の今宮に四球を与え、本多には左前打を浴びた。柳田は見逃し三振に仕留めながら内川を再び四球で出し、1死満塁から長谷川に右翼線への2点適時打を打ち返された。さらに1死一、三塁からは松田に左犠飛を献上。いきなりの3失点に加え、初回だけで46球を投げるなど試合全体のリズムを狂わせた。

 打線も元同僚の中田に対してつながりを欠いた。1回に藤井が先制の右越え1号。「立ち上がりがそんなにいい投手ではないので甘い球が来ると思っていました。甘くきた球をしっかり一球で仕留めることができました」と会心の表情でも単発でしかなかった。4回にナニータが放った右越え4号も走者なしの場面。5回までソロ2発で反撃の機運は高まらなかった。

 バルデスは4回に今宮に左越えソロを浴び、4回7安打4失点で降板。101球を費やした苦しい投球に「今日はコントロールが悪く自分のリズムで投げることができなかった」と反省の弁を並べた。

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2016年6月3日のニュース