奥村「無心」延長13回サヨナラ弾 明大が優勝

[ 2016年6月3日 05:30 ]

<明大・慶大>延長13回無死 日没引き分け寸前にサヨナラ本塁打を放ちガッツポーズする奥村

東京六大学野球新人戦最終戦 明大8―7慶大

(6月2日 神宮)
 決勝と3位決定戦が行われ、決勝は明大が延長13回、奥村大貴内野手(2年)のサヨナラ本塁打で慶大を下し、4季ぶり38度目の優勝を果たした。3位決定戦では立大が早大を圧倒した。

 連盟規定の日没優勝預かりが近づいた延長13回、明大・奥村の打球が右翼席に消えた。4季ぶりの優勝を決める一撃だった。「チェンジアップだと思うけど、体が自然と反応しました。先頭打者だったし、無心で打席に立ちました」。8回に一度は勝ち越しとなる適時打を放ってガッツポーズを見せたが、やり直しの決勝打となった。新人戦前からチームは“兄弟優勝”を誓い、そして「次の大学選手権に弾みをつけようと話してました」と会心の笑顔。大学初本塁打が劇的サヨナラ弾。ナインに胴上げされ、童顔がはじけた。

続きを表示

2016年6月3日のニュース