マー君 6回104球2失点で降板 粘投も援護なく4勝目ならず

[ 2016年6月2日 10:20 ]

ブルージェイズ戦に先発したヤンキースの田中将大

ア・リーグ ヤンキース―ブルージェイズ

(6月2日 トロント)
 米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手は1日(日本時間2日)、敵地トロントで行われたブルージェイズ戦に先発し、6回104球を投げて7安打2失点で降板。今季4勝目はならなかった。

 3勝目を挙げた5月27日の前回登板では、両コーナー低めにボールを集めて7回を2安打無四球無失点。連敗中で最下位転落の危機にあったチームを救った。

 この日の田中は立ち上がりから制球が思い通りにいかず、やや不安定な投球。2回には2死一塁から牽制悪送球でピンチを招いた。しかし、このピンチは相手を内野ゴロに斬って切り抜けた。3回にも2連打から無死一、二塁とされたが後続を抑え、得点を許さなかった。

 だが5回、先頭打者にフルカウントから安打を許すと、1死二塁から2番・ドナルドソンに外角の変化球をうまく拾われて右前適時打。ここまで粘りの投球でしのいでいたが、ついに先制点を献上した。

 6回にも先頭打者に二塁打を許しピンチを迎えると、次打者の打ち取った打球を中堅手・エルズベリーが落球。ピンチが広がり、6番・マーティンの併殺打の間に2点目を失った。

 粘投する田中を援護したいヤンキース打線だったが、好機に一本が出ず7回まで無得点。田中は6回限りで降板し、今季4勝目を挙げることはできなかった。

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2016年6月2日のニュース