【中畑清の視点】巨人・内海 配球、球威、制球完璧 これぞエース

[ 2016年6月2日 09:30 ]

<オ・巨>6回無失点の好投を見せた内海
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交流戦 巨人1―0オリックス

(6月1日 京セラD)
 もう後がない状況で見せてもらったよ、これぞ巨人・内海の投球。

 初回、4番モレルに対する攻めに全てが凝縮されていた。2死一塁。初球からスライダーを続け、2球目に二盗を決められる。2ボールからの3球目に外角のチェンジアップでストライクを取った。モレルは、最後はこの球で勝負してくると思ったはず。4球目は内角真っすぐで平行カウントに戻し、5球目も内角真っすぐを続けた。チェンジアップを意識していたモレルのバットはピクリともせず見逃し三振。相手の裏をかく配球、球威、制球とも完璧だった。

 初回に1点をもらいながら4回無死一、三塁、5回無死一、二塁の好機に次の1点が入らず嫌な流れで迎えた5回。1死一塁から山崎勝のバントを村田が一塁へ悪送球して一、三塁のピンチを背負った場面でも気持ちを前面に出し後続を断った。仲間のミスをカバーする。これがエースだ。今季初勝利。「復活!」と叫びたいところだが、それは次もいい投球をするまでお預け。今回は「合格」にとどめておく。(スポニチ本紙評論家)

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