阪神 パ本拠地ではゴメ、ドメ、ヘイグのトリプルDH構想

[ 2016年5月31日 05:30 ]

阪神・金本監督

 「トリプルDH構想」で、パ・リーグに打ち勝つ。阪神の金本知憲監督(48)が、交流戦のパ・リーグ本拠地で採用される指名打者においてヘイグ、ゴメス、福留の併用を示唆した。

 「(構想としては)そうだけど。(コーチと)話し合って決めるよ」

 明言こそ避けたが、指揮官の頭に3人の名前が浮かび上がっていることは想像に難くない。片岡打撃コーチは「福留、ゴメス、ヘイグをうまく回していきながら。しっかり得点できるように回していきたい」と、より具体的にチームの方針を補足した。53試合で43通りの日替わりオーダーを組んだ序盤戦同様、相手投手の左右や当日の状態を考慮する「日替わりDH」で交流戦のビジター9試合を勝ち抜く構えだ。

 3人の併用は攻撃力アップだけでなく、守備力アップも見込める。ゴメスが一塁手で3失策なら、ヘイグも三塁手で4失策。ただG砲はもちろん、当たりが出て来たヘイグも打線に欠かせない存在となりつつある。そう考えると、いずれか一方をDH起用することで守備の「穴」を一つ埋めることが可能となる。左太もも裏が万全ではない福留にとってはDHに入ることで守備の負担を軽減できる。今の阪神にとってはDH制は実に好都合というわけだ。

 候補選手も起用法は意に介さない。守備からリズムを作る選手もいるが「DHでも一塁でも気にしない。今まで通りにやりたいね」とゴメスが話せば、初の交流戦となるヘイグも「インターリーグはあまり出たことがない。ただDHがあっても無くても変わらないよ」と頼もしい。

 30日現在、セ・リーグは首位広島から最下位ヤクルトまでのゲーム差は5・5と混戦模様。昨季は唯一、交流戦を勝ち越した阪神が交流戦前の5位からリーグ戦再開時には3位に浮上したように、交流戦18試合の勝敗がリーグ内順位の変動につながる可能性を秘める。プラスに考えれば急浮上のチャンスとも言える。「仕切り直し? そうなるやろうね」と指揮官。トリプルDHをフル活用し貯金ゼロからの再出発に臨む。 (惟任 貴信)

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