早大・中沢「最後に出て良かった」中学以来の待望1号

[ 2016年5月31日 10:20 ]

<早大・慶大>3回1死 先制の本塁打を放ち二塁を回る中沢(左)

東京六大学野球リーグ最終週 早大4―2慶大

(5月30日 神宮)
 静岡高出身の早大・中沢彰太外野手(4年)が30日、神宮で行われた東京六大学野球春季リーグの慶大3回戦で今季1号ソロを放った。3回1死から慶大・加藤拓の141キロをとらえ、逆方向の左翼席へ先制ソロ。「レフトスタンド(への本塁打)は中学生以来です。最後に1本出てくれて良かった」と話した。

 今季は開幕から20打席目でようやく初安打をマークするなど絶不調。「正直、打席に立ちたくない。野球をやるのもつらい」と精神的にも追い込まれた。それでも高橋広監督から全13試合で起用。今季最終戦で勝利に貢献する一打を放ち「監督が使い続けてくれたので(打てて)良かったです」と振り返った。

 今季は規定打席到達者の中でワーストの打率・061、1本塁打、4打点で終えた。秋は大学ラストシーズン。リーグ3連覇を逃した高橋監督は「あれで吹っ切れて持続してくれれば。守りでは彼を超えるセンターはいないですから」と復活に期待を寄せ、副将の中沢は「春はチームとしても個人としても悔しい結果で終わった。最後はみんなで優勝して日本一になって終わりたい」と闘志を燃やした。

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2016年5月31日のニュース