マー君 7回2安打無失点で降板 82球で今季3勝目の権利得る

[ 2016年5月28日 10:25 ]

<ヤンキース・レイズ>ヤンキースの先発・田中 (AP)
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ア・リーグ ヤンキース―レイズ

(5月27日 セントピーターズバーグ)
 ヤンキースの田中将大投手(27)が27日のレイズ戦に先発し、7回2安打無四球無失点と見事な投球を披露。今季3勝目の権利を手にし、7回82球を投げ終えたところでマウンドを降りた。

 前回登板したアスレチックス戦では7回1失点で今季2勝目を挙げた田中。レイズ戦はこれまで4試合に登板して2勝負けなし、防御率2・67と比較的相性が良く、4月23日の登板でも白星こそつかなかったが、7回5安打2失点と好投を見せている。

 田中は初回を三者凡退として順調な滑り出しを見せると、3回までレイズ打線を無安打に抑える完ぺきな立ち上がり。ヒットゾーンに飛ぶ打球もあったが、シフトが見事に功を奏した。打順が2回り目となる4回も3人でイニングを終え、ここまでパーフェクト投球。

 だが、5回に先頭打者のピアースへ中前打を許すと、自身の暴投で無死二塁とたちまちピンチを迎えた。それでも、モリソン、ジェニングスを連続でゴロアウトとすると、ディッカーソンの左翼への大飛球をガードナーがフェンスに激突しながら好捕。守備にも助けられ、スコアボードにはまたしても「0」が刻まれた。

 打線はレイズの先発・アーチャーを攻めあぐねていたが、6回に併殺崩れの間の1点で先制。さらに、故障者リストから復帰2戦目のロドリゲスに中越え6号2ランが飛び出し、この回一挙3得点を奪った。援護点をもらった田中はその裏も2死からガイヤーに二塁打を浴びたが無失点。7回はこの試合5度目の三者凡退とし、ここまで球数82球。メジャー通算2度目の完封勝利も期待されたが、8回からはミラーにマウンドを譲った。

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2016年5月28日のニュース