金本監督 深刻な打撃不振に深まる苦悩「なんとかしないと…」

[ 2016年5月15日 07:55 ]

<D・神>8回2死一、二塁、ゴメス(左)が中飛に倒れて好機を逃し、厳しい表情で選手交代を告げる金本監督。右は鳥谷

セ・リーグ 阪神1―3DeNA

(5月14日 横浜)
 貧打が深刻だ…。阪神は14日のDeNA戦(横浜)に1―3で敗れ、勝率5割に逆戻り。金本知憲監督(48)は俊介、新井を今季初めてスタメン起用し、先発野手8人のうち右打者6人を並べた左腕対策オーダーで今永に襲いかかったが、わずか5安打1得点の拙攻に終始した。

 5安打1得点で勝てるほど、野球は甘くない。これで7試合連続の一桁安打、4試合連続の3得点以下…。深刻な貧打を打開できないまま、時間だけが過ぎていく。

 この日も凡打の山を築かされた。相手先発は今季3度目の対戦となった今永。過去の対戦2試合は新人左腕に黒星を付けたとはいえ、決して攻略したわけではない。きょうこそ―。だから金本監督は先発野手8人のうち右打者6人を並べる左腕対策オーダーを組んだ。そして試合中盤から勝負タクトも振るった。5回2死一、二塁、岩貞の打順では早々と代打・狩野を起用。ズバリ的中して1点を返した。なおも2死一、三塁。だが後続の大和が中飛に倒れ、流れを引き寄せることができなかった。

 「(6回の)良太の当たりと、(8回の)ゴメスのセンターのね。もう紙一重かな、と。どっちかでも抜けていたらね。ちょっとまあ、あの2つが本当、紙一重で惜しかったね」
 指揮官が振り返った通り、運にも恵まれなかった。まずは6回1死一、三塁。新井良のヒット性の打球は今永のグラブに当たって勢いを失い、二塁併殺プレーに…。さらに8回2死一、二塁ではゴメスが放った中堅フェンス際への大飛球が梶谷の好捕に阻まれた。

 終わってみれば、6回1失点の今永に2勝目を献上。片岡打撃コーチは「甲子園(の対戦)の時よりもスピードはなかったけどね。初球から積極的に行こうと言っていたが、捉えられなかった。追い込まれる前に勝負しないといけない投手。80球くらいから落ちてくるから、そこからが勝負だったんだけどね」と振り返った上で、「昨日、きょうと投手に負担を掛けている。なんとかしないと」と前を向いた。

 オーダーは4月8日から28試合連続の日替わりとなったが、「(打線は)固定しようがないね、今は。このメンバーで固定しようという方が間違っているしね。正直、固定できないね」と指揮官。絶対的レギュラーは福留、鳥谷、ゴメスの3人だけ。そのうちの一人である鳥谷の状態も上向かない現状。今はできる限りの手を打ちながら、苦しい台所事情をやり繰りするしかない。(惟任 貴信)

 ▽鳥谷(阪神)通算300二塁打 14日のDeNA10回戦(横浜)で9回に山崎康から打って達成。プロ野球66人目。初二塁打は04年4月14日の広島戦で沢崎から。

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