ロッテ井口 超乱打戦34安打25点締めた!41歳5カ月劇打は球団最年長記録

[ 2016年5月15日 05:30 ]

<ロ・楽>10回2死二、三塁、井口が乱打戦にけりをつけるサヨナラ打。ナインにもみくちゃにされる

パ・リーグ ロッテ13―12楽天

(5月14日 QVCマリン)
 18歳の後を受けた41歳が決めた!ロッテの井口資仁内野手(41)が14日の楽天戦で延長10回2死二、三塁から左前適時打。球団最年長となるサヨナラ打で、パ・リーグ今季最長4時間57分、両チーム計34安打の乱打戦にケリをつけた。プロ初の先発出場を果たしたドラフト1位ルーキー・平沢大河内野手(18)の代打で登場し、この試合4打席目でヒーローとなった。チームは今季3度目のサヨナラ勝ちで、貯金を6に伸ばした。

 まさか4打席も立つとは思わなかった。12―12の延長10回2死二、三塁。5回に代打で出場し、そのまま一塁の守備に就いていた井口は、楽天の守護神・松井裕の「一番いい球を狙っていた」。それは直球。3球目までの変化球は見逃し、4球目の直球は空振りしたが、続く143キロを引っ張り、三遊間を破った。

 10年6月13日阪神戦(千葉マリン)以来、自身6年ぶりのサヨナラ打。4時間57分の激闘に終止符を打ち「早く終わりたかった。途中から出て1試合分守って凄く長かった」。大歓声の中、ベンチから飛び出したナインにもみくちゃにされながら、すっかり暗くなった空に向かって両手を突き上げた。

 代打の切り札の出番は早かった。8―10の5回無死二、三塁で、プロ初スタメンながら2打席2三振だった18歳の平沢に代わって41歳の球界最年長野手が登場。「グラウンドの中では若いとかベテランは関係ない」と、左腕・金刃の初球を捉えた中犠飛で1点差に迫った。主将の鈴木が「一緒に喜べる雰囲気があるし、年が離れている感じがしない」と言うように、大ベテランと若手が力を引き出し合い、好調のチームを支えている。

 井口は長く現役を続けられる理由について「自分がどういうタイプの打者か気づいたこと」を挙げる。青学大では東都大学リーグ記録の24本塁打をマークし、鳴り物入りでダイエー(現ソフトバンク)に入った。当然、一発を期待された。しかし、思うように結果が出なかった。「小久保さんや松中さんを見ても、打球の角度が違う。自分はホームランバッターじゃない」と、外野の頭を越える打球をイメージしてきた。この日も「走者を還すこと」を意識した。5回の犠飛の後は6、8回と2度の得点圏で凡退したが、最後は松井裕の失投を仕留めた。

 初回の4点をあっさり追い付かれながら、中盤以降のシーソーゲームを制した。伊東監督は「ミスが多くて雑なゲームになった。でも最後はさすがに井口が決めてくれた」とベテランに最敬礼だ。「チームが若くて元気いいし、このまま最後までいければ強い」と井口。ベンチに頼りになる男が控えているから、若手が伸び伸びプレーできる。
 (渡辺 剛太)

 ▼ロッテ・鈴木(4安打5打点)試合が長すぎてあまり覚えていない。勝ったことが一番。

 ≪6年ぶり11本目≫41歳5カ月の井口(ロ)がサヨナラ安打。自身サヨナラ安打は10年6月13日阪神戦で藤川からサヨナラ本塁打して以来6年ぶり通算11本目。サヨナラ安打の最年長記録は56年岩本(東映)、13年山崎(中)の44歳6カ月だが、チームでは55年4月9日南海戦で呉昌征が記録した38歳9カ月を61年ぶりに更新した。この日はスコア13―12の乱打戦。ロッテが13点以上奪って1点差で勝ったのは03年9月9日西武戦(○14―13)以来13年ぶり球団史上2度目だ。

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