【吉村禎章の視点】ギャレット “吉”と出た下手投げ投手との対戦

[ 2016年5月15日 10:35 ]

<巨・ヤ>6回2死一塁、山中から右中間席へ2ランを放つギャレット

セ・リーグ 巨人7―1ヤクルト

(5月14日 東京D)
 巨人・ギャレットにとっては初めてと言ってもいい、下手投げ投手との対戦。それが吉と出た。上手投げと違って、ボールの軌道が下から来る。それによって自然と目線が下がり、右肩が上がることなく打席で我慢ができた。

 打率は2割台前半。内角を厳しく攻められては詰まり、外角の変化球に泳がされるケースが目立った。そのインコースを意識するあまりに右肩、腰が早く開いてしまう。さらに結果を出そうとの力みから上体が突っ込み、目線とともに右肩が上がる。不調に陥った左打者が一番はまってしまうパターンだ。

 私が巨人のコーチ時代に外国人選手によくアドバイスしていたのは、「“打ちたい”と気持ちが焦っても、前に突っ込まないように」という点。体の動きは全て連動している。上体だけで打ちにいって右肩が上がれば左肩が下がり、スイングはアッパー気味になる。それが対アンダースローのおかげで、目線が上がらずにすんだ。結果、重心も下がってバットは理想的な軌道を描いた。

 ギャレットにとって、いいきっかけになる本塁打であり、3安打だったと思う。(スポニチ本紙評論家)

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