巨人・坂本、逆転劇打 今季初サヨナラ勝ち「一番うれしい瞬間」

[ 2016年5月13日 22:15 ]

<巨・ヤ>延長12回2死一、二塁サヨナラ二塁打を打った坂本

セ・リーグ 巨人3―2ヤクルト

(5月13日 東京D)
 守りのミスから1点を勝ち越された延長12回。巨人の坂本主将が土壇場でチームの敗色ムードを振り払った。2死走者なしから長野の右越え二塁打と代打・大田の四球で一、二塁。最後は坂本がオンドルセクから左翼線にはじき返すと、一塁走者の大田も還って、劇的なサヨナラ勝ちとなった。

 「泰示がいい集中力で回してくれて。まず同点という気持ちで打席に入った。特に僕が走塁ミスやエラーもしたんで…。取り返せたとは思いませんけど、最後に何とか打ててよかった」とほっと一息。これが今季、チーム初のサヨナラ勝ちだったことを知らされると「僕が決めて一番、うれしい瞬間」と声を弾ませた。

 1点リードの9回、そして一度勝ち越された12回といずれも守りのミスが絡んでの失点だった。高橋監督は「後がないというところ。守りのミスがあったが、キャプテンがひっくり返してくれた。反省するところはしないと」。ヤクルト戦連敗を4で止め、首位の座を堅守する勝利にも、指揮官の表情は心なしか青ざめていた。

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