稼頭央「何とかなる打法」で今季初V撃「ごぶさたしてます」

[ 2016年5月13日 06:32 ]

<楽・西>お立ち台で恒例儀式を行う(左から)松井稼、銀次、ミコライオ

パ・リーグ 楽天4―0西武

(5月12日 コボスタ宮城)
 ベテランはファンの心のつかみ方も知っている。今季36試合目で初めて立ったお立ち台。楽天・松井稼は「皆さん、こんにちは。ごぶさたしてます」と切り出し、2万4907人の観衆を爆笑の渦に巻き込んだ。

 「満塁で回って“絶対打つ”という気持ち…でなく、何とかなるだろうと思い、“何とかなる打法”でいきました」

 0―0の8回1死満塁。則本と息詰まる投手戦を演じていた菊池が降板した直後、2番手・牧田から右前適時打を放って均衡を破った。今季初の決勝打に「久しぶりですね」と会心の笑みだ。

 開幕から自己ワーストを更新する18打席無安打を記録するなど、打撃不振が続いた。スタメンを外れる機会も増えたが、下を向くことなく若手を鼓舞し続けた。4月24日の西武戦(西武プリンス)でメヒアに逆転満塁弾を浴びた福山、伊志嶺のバッテリーを翌25日、昼食に誘って気分転換を促した。この日は、前夜に落球があった福田に特大のグラブをプレゼント。「いろんなことがあるけど、これをつけて元気出せ」と励ました。常にベンチのムードを気にかけ、明るく振る舞う。だからこそ若手も40歳の背中を追いかけるのだ。

 チームを連勝に導く一打で、打率が・202と今季初めて2割台に浮上。梨田監督は「2から3(割)に早くしてほしい」とハッパを掛けた。試合後、松井稼はミスが増えている外野陣に呼び掛けて居残りノックに励んだ。「一つのボールに対して一生懸命やるというのは変わらず続けていく」。いくつになっても野球への情熱は燃え続けている。(徳原 麗奈)

 ▼楽天・則本(今季初の中5日で7回5安打無失点も5勝目ならず)菊池も状態が良かったので我慢比べと思って投げた。ミコライオ、松井も0点に抑えたのが一番の収穫。

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