ドジャース トンプソンが代打で自身初のサヨナラ弾 兄はNBAのスター

[ 2016年5月11日 16:01 ]

<メッツ・ドジャース>9回に左中間へサヨナラの4号ソロを放ったドジャースのトンプソン (AP)

ナ・リーグ ドジャース3―2メッツ

(5月10日 ロサンゼルス)
 ドジャースのトレイス・トンプソン外野手(25)が10日のメッツ戦で自身初のサヨナラ本塁打を放った。

 試合は序盤に両軍2得点づつを挙げたが、3回以降はゼロ行進。ドジャースはメッツの先発・デグロムから7回まで8安打を放ったが、なかなか本塁を踏むことができなかった。8回も2番手・バスタルドを攻め、無死一、二塁としたが、後続の3人がことごとく凡退。

 9回、ドジャース打線は3番手・ロブレスの前に簡単に2アウトとされ、球場内にはこのまま延長戦かという雰囲気が漂った。ここで、ロバーツ監督は投手の代打にトンプソンをコール。2球で簡単に追い込まれたが、ファウルで粘り、2ボール2ストライクとすると、7球目のストレートを力一杯振り抜いた。

 154キロを計測した投球をジャストミートした打球は快音を残し、左中間スタンドへ。このトンプソンの4号ソロでドジャースは貯金1としてナ・リーグ西地区首位に浮上。同地区2位のダイヤモンドバックスとジャイアンツに1ゲーム差をつけた。

 「ストレートを狙っていた。甘い球をうまくさばくことができたよ」と会心の一振りに満足げなトンプソン。兄はプロバスケットボール、NBAのウォリアーズで主力として活躍するクレイ・トンプソン(26)で、現在は2季連続の優勝を目指してプレーオフを戦っている。今季はホワイトソックスからドジャースに移籍し、ここまで27試合に出場して打率2割7分7厘、5本塁打、12打点とチームに貢献。兄に負けてなるものかと存在感を示している。

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