マー君、自己ワーストタイ3被弾 7回6失点で2勝目ならず

[ 2016年5月11日 10:38 ]

<ロイヤルズ・ヤンキース>ヤンキースの先発・田中 (AP)

ア・リーグ ヤンキース10―7ロイヤルズ

(5月10日 ニューヨーク)
 ヤンキースの田中将大投手(27)が10日のロイヤルズ戦に先発したが、序盤から波に乗れず、7回7安打6失点と今季ワースト失点を喫した。3被弾は1試合の自己ワーストタイ。打線の援護を得て今季2勝目の権利を得て降板したが、2番手ミラーが8回に失点し、田中に勝敗は付かなかった。

 メジャー3年目の田中は意外にもロイヤルズとは初対戦。前回登板したオリオールズ戦では8回無失点と好投を見せたが、昨季のワールドシリーズ王者を相手にこの日は勝手が違った。

 2回、ゴードンへの中越え二塁打で初回に続いて先頭打者を出すと、カスバートに左越え2ランを浴びて失点。3回にもケーンに右越えソロを許し、3失点を喫した。それでも、前回登板では無得点と田中を援護できなかった打線が、この試合では奮起。3回までにグリゴリアスの3点適時二塁打などで5得点を奪い、相手の先発・メドレンをマウンドから引きずり降ろした。

 2点のリードをもらった田中。4回はこの試合で初めての三者凡退としたが、続く5回には先頭からの連続安打と犠打で1死二、三塁のピンチ。この場面で再びケーンに左中間への3ランを浴び、逆転を許した。6回は5番・ゴードンから始まる打線を三者凡退。7回も同様にこの試合で3度目のワンツースリー。結局、田中はこの回限り、今季最少の球数となる79球で降板。直後にアクリーとヒックスの適時打で7―6とチームは逆転した。

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2016年5月11日のニュース