中日16安打快勝 2戦連続零敗から一転、V打のナニータ17戦連続安打

[ 2016年5月7日 05:30 ]

<巨・中>ナインを出迎えるナニータ(中央)、谷繁監督(右)

セ・リーグ 中日7―2巨人

(5月6日 東京D)
 トンネルを豪快に抜けた。2戦連続零敗から一転、今季最多タイ16安打で7得点の快勝。中日が連敗を2で止め、借金生活を免れた。

 意地の猛攻だった。昨年の育成ドラフト8位でプロ初登板初先発となった巨人・長谷川に4回まで無得点。勝利投手の権利を与える寸前、新人をマウンドから引きずり下ろした。5回1死一、三塁、平田が同点の中犠飛でチームに24イニングぶり得点をもたらすと、ナニータが決勝点を叩き出す。

 「今まで見たことのない投手で情報も少なかった。満塁での三振はそういう部分もあったが、慣れてくれば問題ない」

 スライダーを右前に弾き返す勝ち越し打で打線に火を付けた。初回1死満塁で内角直球を見逃し三振し、2打席目からはサングラスを外した。クリアな視界で放った17試合連続安打だった。

 規定打席不足ながら、打率・363はリーグトップの広島・エルドレッドを1厘上回る。中日の助っ人としては13年・ルナがマークした23試合連続安打の最長記録も見えてきた。「ルーキーリーグで30試合連続を打ったこともある」と豪語する男の勢いは止まらない。 (桜井 克也)

 ▼中日・荒木(14年9月5日阪神戦以来の4安打。通算2000安打まであと89本)そういう事を言うとおかしくなるから、言わないよ。暑くなってきたし、今は動けている感じがある。

続きを表示

2016年5月7日のニュース