青木 4打点カノよりいい 指揮官「一晩中、素晴らしかった」

[ 2016年5月7日 05:30 ]

<アストロズ・マリナーズ>初回、二塁盗塁を試みるもアウトになる青木(AP)

ア・リーグ マリナーズ6―3アストロズ

(5月5日 ヒューストン)
 マリナーズの青木が今季4度目のマルチ安打に2四球を選び、今季初の1試合4出塁。1番打者の役割をきっちりこなし、今季初の4連勝での首位堅守に貢献した。

 日頃から出塁率の大切さを口にするスコット・サービス監督が試合後の会見で真っ先に名前を挙げたのは、4打点のカノではなく青木。「一晩中、素晴らしかった。出塁し続けてくれた」と絶賛した。

 最近10試合で青木が選んだ四球は12個。この間の打率は・281ながら、出塁率は実に・457だ。この試合も初回に中前打を放って6試合連続安打とすると、3回2死走者なしから再び中前打で出塁し、カノの同点適時打で生還。1点を追う7回、同点の9回にはいずれも四球を選び、後続の得点を呼び込んだ。青木も「ああやってつなぎさえすれば後ろが打ってくれる。出塁しなければいけないと思っているが、最近それができて打席の内容が良くなっている」と納得の表情だった。

 この日は米国時間で「こどもの日」。2児のパパの青木は「まだ時差で起きていると思うので、これから電話します」と笑顔で球場を後にした。 (小林由加通信員)

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2016年5月7日のニュース