マー君 8回無失点で降板 100球超えの力投も2勝目ならず

[ 2016年5月6日 10:28 ]

<ヤンキース・オリオールズ>ヤンキースの先発・田中 (AP)

ア・リーグ ヤンキース―オリオールズ

(5月5日 ボルティモア)
 ヤンキースの田中将大投手(27)が5日のオリオールズ戦に先発し、5安打7奪三振無失点と好投を見せたが、打線が得点を奪えずに8回で降板。今季2勝目はお預けとなった。

 田中はオリオールズ戦に通算で4試合先発。1勝1敗、防御率3・30という数字を残している。昨季は2試合に先発し、1勝負けなしで防御率2.30。敵地カムデン・ヤーズではメジャー移籍後初の登板となった。

 今季のオリオールズのチーム打率は、ここまでリーグ3位の2割6分6厘。強力打線への注目の立ち上がりは初回を三者凡退、2回は1死からウィタースに初安打を許したが、後続を切った。3回も2つの安打で2死一、二塁と得点権に走者を抱えたが、この場面でデービスを一ゴロに打ち取り序盤を無失点。

 4回も安打と四球で1死一、二塁とされたが、スクープを併殺打。5回からは2イニング連続で三者凡退とし、7回は2死からスクープに中前打を浴びたが、続くアルバレスをこの試合5個目の三振に切って取った。

 スコアボードに「0」を並べ続ける田中は今季初の8回に突入。しかし、球の力は衰えず、この回も2つの三振を奪って4度目の三者凡退。結局、この回限り、今季最多の球数となる102球でマウンドを降りた。

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2016年5月6日のニュース