モレル“獅子だけキラー”弾 不調4番が西武戦は・481

[ 2016年5月6日 05:30 ]

<西・オ>2回無死、先制の左越えソロ本塁打を放つモレル

パ・リーグ オリックス7-5西武

(5月5日 西武D)
 オリックスの4番・モレルが“獅子だけキラー”の本領を発揮した。2回、十亀のカーブを左越えの先制2号ソロ。「今までは捉えきれなかった失投を捉えてきた」。3回2死二、三塁ではT―岡田の一塁内野安打で二塁から一気に本塁生還。幼少期にあこがれたカル・リプケン・ジュニアのように「こどもの日」に躍動した。

 対戦打率が軒並み低い中、西武戦だけは27打数13安打で打率・481。西武プリンスドームでは16打数9安打の打率・563へさらに数字が上がる。「この球場は雰囲気が良いし、木々に囲まれた、いい球場だね」。マイナスイオンの効果を示唆する不思議発言でも、チームとしては昨季2勝11敗だった球場だけに頼もしい限りだ。

 西武戦の直前は先発を外すなど見極めを示唆していた福良監督も「真ん中(中軸)が打ってくれたら、こうなる」と喜んだ。4番争いを演じるT―岡田も4打点。「モレルがいい走塁をしてくれた」と相乗効果が出た。6日のロッテ戦。金子が投げる上、モレルはQVCマリンでも打率・429。念願の最下位脱出へ舞台は整った。(鶴崎 唯史)

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2016年5月6日のニュース