V打の井口に伊東監督「こういうときのベテラン」、連敗止まった

[ 2016年5月5日 19:26 ]

<楽・ロ8>9回表1死満塁から井口は左前に勝ち越し2点タイムリー
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パ・リーグ ロッテ15―8楽天

(5月5日 コボスタ宮城)
 ロッテが楽天の守護神・松井裕をKOして逆転勝ちし、連敗を今季最長の3で止めた。決めたのは41歳の代打・井口だった。8―8の9回1死満塁から、松井裕の初球、147キロ直球を振り抜き左前2点適時打。塁上でベンチに向かって両拳を突き上げた。「甘い球が来たら打とうと思っていた。いままで投手に頑張ってもらったけど、打線がカバーできた」と振り返った。

 左腕・松井裕との対戦のため、伊東監督は前の打席で本塁打を打っている根元に代えて井口を送り出した。「勝負だと思った。代打のひと振りで決めた。こういうときのベテランですね」と指揮官。4安打3打点をマークした23歳の中村も「前半はベンチで声を出して、試合に出たら一発で仕留められる集中力は凄いなと思う」と敬意を表した。今季初スタメンの2番・加藤は3安打2打点をマークし、代打・井口は決勝打。伊東監督の采配が見事に当たった。井口は「また明日以降いい形で行けたら」と球場を後にした。

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2016年5月5日のニュース