次は誰?大リーグ機構が禁止薬物使用者を発表予定 米メディア報じる

[ 2016年5月5日 15:11 ]

マーリンズのディー・ゴードン内野手 (AP)

 米国のESPNは4日、大リーグ機構が近日中に禁止薬物に陽性反応を示した選手を発表する予定であると報じた。

 選手の名前は伏せられていたが、同メディアによると、「ツリナボル」と呼ばれる薬物の陽性反応が見られたとのこと。同薬物は1970年代に東ドイツの運動選手が使用していたもので、筋肉増強の効果があるという。体内から早く排出されるため、陽性反応が出にくい薬物であったが、検査技術の進歩でここ数年、使用を確認できるようになったそうだ。

 ブルージェイズのコラベロが4月に80試合の出場停止処分を科されたが、同選手が使用したとされるのが、このツリナボルと言われている。ただ、種類が何であろうと、禁止薬物を使用した選手が処分されるという話はファンにとって耳が痛いもの。先日もマーリンズの主力選手として活躍していたゴードンが禁止薬物使用で80試合の出場停止処分が決定。全米に衝撃が走ったばかりだが、ファンはここ数日中にまた驚きと落胆を経験することになりそうだ。

続きを表示

この記事のフォト

2016年5月5日のニュース