広島 雪辱首位固めだ G戦今季1勝4敗も強力打線後押し

[ 2016年5月3日 05:30 ]

首位攻防の巨人戦で先陣を切るジョンソンは畝投手コーチ(左)と談笑

 3日から巨人3連戦(東京ドーム)に臨む広島は2日、先発を予定されるジョンソン、野村、九里が上京前にマツダスタジアムで最終調整し、首位攻防が懸かる敵地戦へ闘志を燃やした。先の中日戦(マツダ)で今季初の同一カード3連勝を飾り、単独首位に浮上。2位の巨人を突き放せるか。注目だ。

 先陣を切る助っ人は余裕しゃくしゃくだった。巨人戦は今季初先発ながら昨季は3試合に投げて2勝0敗、防御率0・00。23回連続無失点中とめっぽう強い。「順位は重要だが、その数字にとらわれ過ぎると、いい方向に行かない。自分の仕事に集中したい」と力強く語った。

 野村も巨人とは今季初対決。昨季は4試合で3勝1敗、防御率2・67とこちらも好相性を誇る。しかも、前回4月27日のヤクルト戦(神宮)でプロ初完封を飾り、チーム同様に勢いに乗る。「失点しても、次を取られなければ逆転してくれるかな…と思う」と粘りの投球を誓った。

 第3戦で今季初先発を見込まれる九里は自然体を強調した。プロ3年目で初の東京ドーム。「ワクワクしている」と笑顔を見せ、「気負って力みにつながってはいけないが、気持ちは強く持って投げたい」と意気込んだ。新人だった14年4月19日、DeNA戦(横浜)以来の勝利を目指す。

 両リーグトップのチーム打率・283、32本塁打、165得点をマークする強力打線がバックに控えるだけに先発陣にとっては百人力。今季1勝4敗の巨人に雪辱し、首位固めといきたい。(江尾 卓也)

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2016年5月3日のニュース