【野村謙二郎の視点】96年「ビッグレッドマシン」再現

[ 2016年5月2日 09:56 ]

<広・中>試合終了後、緒方監督(左)と笑顔で話すエルドレッド

セ・リーグ 広島10-7中日

(5月1日 マツダ)
 96年、僕がプレーしていた広島の打線は「ビッグレッドマシン」と呼ばれた。前田、江藤、金本ら3割打者がずらりと並んだ。今の打線はあの時をイメージさせる。

 好調の要因は、一つは新井の2000安打といういいモチベーションがチームにあったことだと思う。大台までの道のりは快調で、周りを固める上位打線を刺激した。大きいのはエルドレッドの好発進。我慢強くなり、このボールさえ振らなかったら…というものが明らかに減った。四球も選ぶし、打てる球を打って結果を出している。

 菊池と丸は昨季の不振の責任を感じて秋から取り組んだことが、結果として出ている。菊池は球を引きつけて逆方向へ、という意識。43安打のうち中堅8、右中間1、右翼20という打球方向の内訳を見れば顕著だ。丸はブレークした14年も、好成績の中でタイミングが取れない投手がいるという弱みがあった。前の脚(左打者の丸は右脚)を軸に打っていたのが原因だが、今年は軸がセンターにあってしっかり踏み込めている。技術が自分のものになっていて、大崩れしそうもない。(スポニチ本紙評論家)

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