板山 1番抜てきでプロ初安打 金本監督の起用に応えた

[ 2016年5月2日 08:30 ]

<神・D>3回裏1死一塁、板山はプロ初安打となる左中間適時二塁打を放つ

セ・リーグ 阪神7-6DeNA

(5月1日 甲子園)
 初の1番に抜てきされた阪神・板山が、プロ初安打初タイムリーで反撃のノロシを上げた。

 「本当に良かった…。使ってもらっているのに結果が出なくて、悔しかったですが、1本出て本当に嬉しいです」

 3点ビハインドの3回1死一塁。板山のバットが火を吹いた。左中間への二塁打で、チーム42イニングぶりの適時打を記録。デビュー11打席目の初安打に、塁上で両こぶしを突き上げた。初安打球は甲子園歴史館に飾られるため手元には戻っていないが、確かな感触は手のひらに刻みつけた。

 「結果を恐れず、初球から思い切って打ちに行こうという意識で打席に立ちました」。常に初球攻撃を心がける。ただ、今までは仕留めきれなかった。この日は外寄りの球に目を切らさず素直に左中間へ。状態の良さを物語る一撃でもあった。

 亜大時代は東都リーグの「名物男」だった。試合前練習のフリー打撃では常にサク越えを連発。その光景に他校の選手たちが目を奪われる怪物ぶりだった。だが、プロの世界は甘くない。4月15日、2軍の練習を終えた後、本音を漏らしたことがあった。開幕直後から活躍する同世代の選手について「焦りがないと言ったらウソになるよな。でも今はここで力を付けないと」…。それからわずか16日後。高山や横田らがベンチに控える中、結果を残した。だが、まだ満足はできない。「今でも常々負けたくないと思っています。これで終わりじゃない。次打てるようにやっていきたい」。持ち前のハングリー精神が、最大の武器だ。

 実は先発ラストチャンスだった。「もう一回チャンスをやろうということで。内容はよかったから、『思い切って1番で行ってやれ』と思って。僕も思いきったアレ(起用)だったけど」と金本監督が明かす。崖っぷちで結果を残し、外野戦線に生き残った。(巻木 周平)

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