元巨人・笠原容疑者ら2人を逮捕 野球賭博問題

[ 2016年4月29日 12:54 ]

布をかぶり、移送される笠原将生容疑者=29日午後4時11分、羽田空港

 プロ野球・巨人の元投手らによる野球賭博問題で、警視庁は29日、賭博開帳図利ほう助などの疑いで笠原将生容疑者(25)ら2人を逮捕した。逮捕されたもう1人は、日本野球機構(NPB)が野球賭博常習者と認定した飲食店経営者の30代男。野球界を揺るがした賭博問題は刑事事件に発展した。

 笠原容疑者は昨年10月21日に野球賭博への関与が発覚。11月10日にコミッショナーから無期失格処分の裁定を下され、球団から契約解除が発表された。

 今月26日にはNHKのインタビューに初めて応じ、野球賭博の具体的手順を明らかにしたほか、関係者やファンに謝罪。「軽い気持ちで野球賭博をやってしまった。裏切ったことが申し訳なくて、自分に腹が立つ」と語っていた。

 笠原容疑者は08年にドラフト5位で巨人に入団。12年に1軍で初勝利を挙げ、13年は開幕からベンチ入りし、30試合に登板して4勝をマークした。14年は2勝で昨年は20試合に登板し、勝ち負けなしで防御率は6・16だった。

続きを表示

この記事のフォト

2016年4月29日のニュース