マーリンズ指揮官 3者連続の四球判定に激怒「退場でも構わないさ」

[ 2016年4月28日 16:11 ]

<マーリンズ・ドジャース>球審(左)の判定に抗議するマーリンズのマッティングリー監督 (AP)

ナ・リーグ マーリンズ2―0ドジャース

(4月27日 ロサンゼルス)
 マーリンズのドン・マッティングリー監督(55)とデービッド・フェルプス投手(29)が27日のドジャース戦で投球の判定に抗議し、退場処分となった。

 マーリンズはこの試合で今季初登板の先発・ニコリーノが8回途中まで2安打無失点と完ぺきな投球を披露。球数が99球となったため、この回の先頭打者であるエリスを二ゴロに抑えたところで、マッティングリー監督は2番手・モリスをコール。しかし、代打・アットリーに四球を与えると、即座に3番手・イギーがマウンドに上がった。

 しかし、このイギーもグランダルに四球を与え、1死一、ニ塁のピンチ。この場面でセットアッパーのフェルプスが登場し、代打のペダーソンと相対することになった。右投手のフェルプスはフルカウントから左打者のペダーソンに149キロのツーシームを投じたが、判定はボール。フェルプス本人はインコースいっぱいに決まったと確信したが、球審の右手は上がらなかった。

 これに納得のいかないフェルプスはマウンドを降り、「なぜだ」といわんばかりに両手を広げると、球審は退場を宣告。マッティングリー監督もベンチを飛び出し、3者連続の四球と判定した球審に詰め寄った。両者、しばらく言葉の交換があり、結局、指揮官も今季2度目の退場処分。

 試合後にフェルプスは「判定に抗議したのではなく、ボールがどこを通ったのかを聞いただけ」と首をかしげ、マッティングリー監督は「フェルプスを守ろうとした。確かに熱くなって退場になったが、構わないさ。自分はそうなってもよい時といけない時を心得ているからね」と退場は計算ずくのものであったことを明かしていた。

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